年賀状縦書きのルールと裏面の気をつけるポイント

年賀状の縦書きには独特のルールがあります。表面と裏面での書き方の違いや、気をつけるべきポイントを詳しく解説します。あなたは正しく年賀状を書けていますか?

年賀状縦書きのルールと注意点

年賀状縦書きの基本
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表面の書き方

宛名や住所は右上から縦に記入

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裏面の構成

賀詞、本文、添え書きの順で記載

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文字の使い分け

漢数字を使用し、句読点は省略

年賀状縦書きの表面ルール

年賀状の表面(宛名面)を縦書きで書く際には、いくつかの重要なルールがあります。まず、宛名は郵便番号枠の中心より少し上から書き始めます。文字の大きさは、宛名が最も大きく、次に住所、そして差出人の順に小さくなるようにします。

 

住所は都道府県から省略せずに書くのが正式です。番地などの数字は漢数字を使用し、「一二三四」のように続けて書きます。ただし、「一〇」や「二〇」などの10の位は「十」を使うのが一般的です。

 

差出人の住所は左下に小さく記入しますが、裏面に印刷されている場合は省略可能です。

年賀状縦書きの裏面ポイント

裏面(通信面)の縦書きには、独自の構成とポイントがあります。一般的な構成は以下の通りです:

  1. 賀詞(例:謹賀新年)
  2. 本文(挨拶や近況報告)
  3. 添え書き(季節の挨拶など)
  4. 年号と日付

 

賀詞は右上から始め、本文は1~2行空けて書き始めます。文章は簡潔に、かつ丁寧に書くことが大切です。添え書きは本文の下に小さめの文字で記入します。

 

年号と日付は左下に書きますが、「令和六年元旦」のように漢数字を使用します。

年賀状縦書きの気をつけるべき表現

縦書きの年賀状では、使用する言葉や表現にも注意が必要です。以下のポイントに気をつけましょう:

  • 忌み言葉を避ける(例:「去る」→「昨年」)
  • 重複表現を使わない(例:「新年あけまして」は不適切)
  • 句読点は基本的に使用しない
  • 漢字とかなの使い分けに注意する(例:「御礼」か「お礼」か)

 

また、目上の方への年賀状では、より丁寧な表現を心がけましょう。「謹賀新年」などの四字熟語を使用し、本文も敬語を適切に使用することが重要です。

年賀状縦書きの文字バランス

縦書きの年賀状で美しい仕上がりにするには、文字のバランスが重要です。以下のポイントに注意しましょう:

  • 文字の大きさを適切に変える(宛名>住所>差出人)
  • 行間を均等に保つ
  • 余白を適切に取る(特に上下の余白)
  • 漢字とかなのバランスを考える

 

美しい文字バランスを実現するには、練習が欠かせません。下書きを行ったり、罫線入りの用紙を使用したりするのも良い方法です。

年賀状縦書きのデジタル化対応

近年、デジタル化が進む中で、年賀状の縦書きにも新たな対応が求められています。パソコンやスマートフォンで作成する場合、以下の点に注意が必要です:

  • フォントの選択(明朝体や楷書体が一般的)
  • 文字間隔の調整
  • 縦書き用の特殊文字の使用(例:横長の「々」)
  • デジタル署名や写真の配置

 

デジタル作成でも、手書きの温かみを出すためのフォントや、筆跡風のデザインを選択することができます。また、AIを活用した文章生成ツールを使用する際も、縦書きのルールに沿った出力ができるか確認が必要です。

 

年賀状作成ソフトの使い方に関する詳細な情報は以下のリンクが参考になります:
筆ぐるめを使った年賀状の作り方

 

縦書きの年賀状は、日本の伝統的な文化を反映する大切な習慣です。デジタル時代においても、その美しさと意味を理解し、正しいルールに従って作成することで、受け取る側の心に響く年賀状を送ることができるでしょう。

年賀状は宛名書きとか印刷が大変…


年賀状作りで大変なのが、宛名書き。


今はパソコンを使えば、完全手書きよりは楽ですが、自宅で印刷って、けっこうたいへんなんですよね…。


そういうの大変すぎて、年末が近づくとイヤになる…という人は、以下のような方法もあります。


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