年賀状の受付期間について詳しく見ていきましょう。郵便局では、大量の年賀状を元日に確実に届けるため、特別な取り扱いをしています。
年賀状の受付開始日は、例年12月15日からです。2024年(令和6年)用の年賀状も、2023年12月15日(金)から受付が始まります。この日より前に投函すると、一般郵便として扱われ、年内に届いてしまう可能性があるので注意が必要です。
年賀状を元日に確実に届けるためには、12月25日(月)までに投函することが推奨されています。郵便局では、この期間に投函された年賀状を元日配達用として特別に取り扱います。
ただし、12月25日を過ぎても、近隣地域宛ての年賀状であれば、12月28日頃までに投函すれば元日に届く可能性はあります。しかし、確実を期すなら12月25日までの投函を心がけましょう。
年賀はがきの販売は、例年11月1日から開始されます。2024年用の年賀はがきも、2023年11月1日(水)から販売が始まります。特殊切手付きの年賀はがきや、キャラクターデザインの年賀はがきは人気が高く、早めに売り切れることもあるので、購入を考えている方は早めのチェックがおすすめです。
年賀状の歴史は意外と古く、平安時代後期にまで遡ります。当時は貴族の間で、新年の挨拶を書状で行う習慣がありました。江戸時代には庶民にも広まり、明治時代に郵便制度が整備されてから、現在のような形の年賀状が一般的になりました。
年賀状には、新年の挨拶や感謝の気持ちを伝える意味があります。直接会えない人とのコミュニケーションツールとしても重要な役割を果たしています。
年賀状の準備は、早ければ早いほど良いでしょう。11月上旬から準備を始めれば、余裕を持って作成・投函することができます。以下に、準備のタイムラインを示します:
1. 11月上旬:宛名リストの整理、デザインの選定
2. 11月中旬:年賀はがきの購入、文面の考案
3. 11月下旬~12月上旬:年賀状の作成開始
4. 12月中旬:年賀状の完成、投函準備
5. 12月15日~25日:投函
早めに準備を始めることで、慌てずに丁寧な年賀状を作成することができます。
年賀状の準備に役立つ情報は、日本郵便の公式サイトでも確認できます。
日本郵便 年賀状に関するよくあるご質問
年賀状を余裕を持って準備するためのコツをいくつかご紹介します。
宛名リストの整理は、年賀状準備の第一歩です。10月下旬から11月上旬にかけて始めるのが理想的です。以下の点に注意しながら整理しましょう:
- 住所変更がないか確認
- 新しく追加する相手はいないか検討
- 喪中の方がいないか確認
宛名リストを早めに整理することで、年賀はがきの必要枚数も把握でき、効率的に準備を進められます。
デザインの検討は、11月上旬から始めるのがおすすめです。年賀状のデザインは、その年の干支や流行、自分の好みなどを考慮して選びましょう。最近では、写真入りの年賀状も人気です。
デザインを早めに決めることで、必要な素材(写真や印鑑など)の準備も計画的に行えます。
文面の考案は、11月中旬頃から始めると良いでしょう。基本的な構成は以下の通りです:
1. 年始の挨拶
2. 昨年の感謝の言葉
3. 近況報告
4. 新年の抱負や願い
5. 結びの言葉
相手との関係性や、その年の出来事などを考慮しながら、心のこもった文面を考えましょう。
印刷や手書きは、11月下旬から12月上旬にかけて始めるのが理想的です。印刷の場合は、印刷サービスの混雑状況も考慮に入れる必要があります。手書きの場合は、時間に余裕を持って少しずつ進めていくのがコツです。
年賀状の作成に役立つアイデアは、様々なウェブサイトで紹介されています。例えば、以下のサイトでは、年賀状の文例やデザインのヒントが得られます。
ゆうびんねっと年賀状特集
年賀状の投函時期について、もう少し詳しく見ていきましょう。
前述の通り、12月25日までの投函が推奨されていますが、地域によって多少の違いがあります。
- 同一市内や近隣地域:12月28日頃まで
- 遠方の地域:12月25日まで
- 離島や一部の地域:12月20日頃まで
ただし、これらはあくまで目安です。確実を期すなら、12月25日までの投函を心がけましょう。
年賀状として扱われる期間は、1月7日(松の内)までです。それ以降に届く場合は、「寒中見舞い」として扱われるのが一般的です。
ただし、1月1日以降の消印の年賀状は、「遅れた年賀状」という印象を与える可能性があるので注意が必要です。
年末の忙しさで年賀状の投函が間に合わなかった場合、以下のような対処法があります:
1. 寒中見舞いを送る:1月8日以降2月4日頃まで
2. SNSやメールで新年の挨拶をする
3. 電話で直接挨拶する
寒中見舞いについては、以下のサイトで詳しい情報が得られます。
日本郵便 寒中見舞いについて
近年、SNSやメールの普及により、年賀状の発行枚数は減少傾向にあります。日本郵便の統計によると、2022年用の年賀はがきの発行枚数は約17億7,000万枚で、ピーク時(2003年)の約半分になっています。
しかし、デジタル時代だからこそ、手書きの年賀状の価値が再評価されているという見方もあります。物理的な年賀状には、デジタルにはない温かみや特別感があるのです。
年賀状文化の変遷については、以下のYouTube動画で詳しく解説されています。
年賀状文化の歴史と変遷
以上、年賀状の受付期間や準備のコツについて詳しく見てきました。早めの準備を心がけ、大切な人々に心のこもった年賀状を送りましょう。デジタル時代だからこそ、手書きの温かみが伝わる年賀状は特別な意味を持つかもしれません。
年賀状は宛名書きとか印刷が大変…
年賀状作りで大変なのが、宛名書き。
今はパソコンを使えば、完全手書きよりは楽ですが、自宅で印刷って、けっこうたいへんなんですよね…。
そういうの大変すぎて、年末が近づくとイヤになる…という人は、以下のような方法もあります。
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