2025年用の年賀はがきは、郵便料金の全面的な改定に伴い、大幅な値上げが行われます。無地の年賀はがきは、これまでの1枚63円から85円に値上がりします。これは約35%の値上げとなり、消費者の負担が増えることが予想されます。
寄付金付きのイラスト入り年賀はがきは、全国版と地方版を合わせて28種類が用意され、1枚90円で販売されます。また、広告付きの年賀はがきは80円となっています。
新しい試みとして、日本郵便は「POST&GIFT」という新商品を導入します。これは、年賀はがきにギフトが付いた商品で、受け取った人がハガキのQRコードを読み込むと、約80種類の中からギフトを選べるようになっています。価格は、ギフトとはがき代金を含めて、620円、1120円、5500円の3タイプが用意されています。
2025年の干支である「巳(み)」にちなんだ蛇をあしらったデザインが主力となります。また、人気のディズニーキャラクターを使用したデザインが5年連続で採用されており、幅広い年齢層に対応したラインナップとなっています。
特筆すべきは、2025年4月に開幕する大阪・関西万博にちなんだ限定デザインの寄付金付き絵入り年賀はがきも販売されることです。公式キャラクターの「ミャクミャク」が描かれており、全国の郵便局や郵便局のネットショップで購入できます。
2025年用の年賀はがきの発行枚数は、前年比25.7%減の約10億7000万枚となります。これは、SNS(ネット交流サービス)の普及などを背景に、14年連続で減少しており、記録が残る2004年以降で最少となります。
販売期間は2024年11月1日から2025年1月10日までとなっています。早めに購入することで、年末の混雑を避けることができるでしょう。
デジタル化の進展に伴い、従来の紙の年賀状に加えて、デジタル年賀状のサービスも充実してきています。スマートフォンやタブレットから簡単に作成・送信できるアプリや、SNSを通じて送れるデジタル年賀状サービスなどが人気を集めています。
これらのサービスは、若い世代を中心に支持を集めており、従来の紙の年賀状と併用する人も増えています。デジタル年賀状は、環境への配慮や経費削減の観点からも注目されています。
2025年の年賀状制作にあたっては、いくつかの重要なポイントがあります。まず、賀詞(がじ)の選び方が重要です。一般的な「謹賀新年」や「賀正」に加えて、「新春を寿ぎ謹んでお慶び申し上げます」など、より丁寧な表現も選択肢として挙げられます。
デザイン面では、干支である「巳」を上手く取り入れることが重要です。蛇のイラストや、蛇にちなんだ模様を使用するなど、創意工夫が求められます。また、2025年大阪・関西万博をテーマにしたデザインも人気が出ると予想されます。
英語の賀詞を使用する場合は、「Happy New Year 2025」や「I Wish You A Happy New Year 2025」などが適切です。ただし、「A Happy New Year」とせず、「A」を入れないよう注意が必要です。
年賀状じまいを行う場合は、「年賀状じまい致します」や「年始のごあいさつと年賀状じまいのお知らせ」といったタイトル文を使用します。これらの文言を使用することで、丁寧に年賀状の習慣を終了することができます。
以下のリンクでは、年賀状のデザインや文面作成に関する詳細なガイドラインが提供されています。
年賀はがき作品制作マニュアル 2025年度版
年賀状2025の制作に当たっては、これらのポイントを押さえつつ、受け取る人の年齢や関係性を考慮し、心のこもった年賀状を作成することが大切です。デジタルツールを活用しつつ、手書きの温かみを加えるなど、バランスの取れた年賀状作りを心がけましょう。
年賀状は宛名書きとか印刷が大変…
年賀状作りで大変なのが、宛名書き。
今はパソコンを使えば、完全手書きよりは楽ですが、自宅で印刷って、けっこうたいへんなんですよね…。
そういうの大変すぎて、年末が近づくとイヤになる…という人は、以下のような方法もあります。
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